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■ 蘇生バックによる人工呼吸の実施方法

在宅人工呼吸療養・計画停電確認表について

蘇生バックによる人工呼吸の実施方法 神経研 難病ケア看護 (2011.3.16)

蘇生バックとは

手動式の換気装置です。バックの部分を押すことで、空気を送ることができます。

※患者さんのなかには、気胸などをおこしやすい方もいらっしゃいます。医師、訪問看護師に、実施方法を相談し、蘇生バックの操作法についての指導をうけてください。

手順

1.蘇生バックを接続します。

① 気管切開の場合気管切開孔につなぎます。
右のように、フレックスチューブが一本あれば、フレックスチューブからつないだ方が、引っ張られず、操作できます。

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②マスク式の場合使用中のマスクと、呼吸器回路(短)をつないだ状態で接続します。

2.空気を送ります。

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① 蘇生バックを片手で持ちます。

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② 蘇生バックを片手で、軽く押します(吸気)。(押した分だけ、空気が入ります)
※成人男性で、500CC以上は入ります。入れすぎに注意します。

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③ 押した蘇生バックを離します(呼気)

①~③を繰り返します。

押し方・繰り返し方

  • 「呼吸器の人」は、呼吸器の設定した呼吸回数になるべく合わせます
  • 例:呼吸回数12回の場合 ⇒ 5秒に1回押します。
  • 数を数えながら、「1・2(で、押し)3・4・5(で離します)」を繰り返します。
  • やり方は、気管切開・マスク式ともに同じですが、気管切開の方は優しく(入れすぎに注意)、マスク式の方は、マスクからの漏れがあるので、一生懸命押すを目安にします