Report | 2023.10.05 up

第5回 日本在宅医療連合学会大会にて発表しました


画像 左:中山優季、中:中島孝先生、右:井手口直子先生

 2023年6月24日(土)、25日(日)に新潟県の朱鷺メッセにおいて、第5回 日本在宅医療連合学会大会が開催されました。中島孝先生(独立行政法人国立病院機構新潟病院 院長)が大会長を務め、井手口直子先生(帝京平成大学薬学部 教授)と当研究所難病ケア看護ユニットリーダーの中山優季が副大会長を務めました。

 テーマは「今ここに求められる在宅医療の創造-緩和・難病そして薬・機械・人の融合」です。記念特別講演では、新潟県の在宅医療の先駆者である堀川楊先生と黒岩卓夫先生の経験を拝聴し、豪雪地域であっても在宅医療が必要な方のために自らが行動し作り上げていったという姿勢に感動しました。このような先生方のご活躍で日本の在宅医療は広がっていき、現在は在宅領域での多職種連携が課題となっています。

 多職種での連携を図るために関連学会との合同企画も多数開催され、日本臨床工学技士会合同企画「在宅医療における機器と人の融合を促進するために ~在宅人工呼吸療法のあゆみと創造~」において中山優季も発表しました。臨床工学技士が在宅の人工呼吸器管理のために訪問する必要性や、制度として実現させるためのエビデンスの蓄積が重要である事が熱く議論されました。看護においても質の高いエビデンスを蓄積できるよう努力していきたいと思います。