Report | 2023.02.09 up
2022年度 都医学研夏のセミナー 難病の地域ケアコースを開催しました
都医学研では、「研究」と「普及交流事業」を実施しており、夏のセミナーは、専門職等を対象とする「普及交流事業」の一つとして、全国の保健所等に所属する保健師を対象に、毎年開催しています。2022年度は、東京都医学総合研究所への統合前の東京都神経科学総合研究所での開催から通算して、第46回目となりました。
2020年度と2021年度はコロナ禍のため中止としましたが、2022年度は「ALS(筋萎縮性側索硬化症)症状緩和・障害対応困難ステージへの研究のとりくみと難病保健活動」をテーマに、以下の日程でオンラインで開催しました。
2022.07.25-09.22 オンデマンドプログラム|専用Webサイトでの講義動画視聴および資料のダウンロード
2022.09.15-16 ライブプログラム|Zoomミーティングを使用した双方向でのライブ講義・演習
全国から86名の受講生と、67名のオンデマンドプログラム聴講の参加がありました。
セミナーでは、“苦痛の緩和”あるいは“補完する手段が得られにくい障害”に直面しているALS等の患者さまへの本ユニット研究員のとりくみのご紹介とともに、“難病保健活動”については、基盤となる理念や施策・制度、ALS等の個別支援における保健活動の役割、難病対策地域協議会等を活用する地域支援体制づくりにおける保健活動の実際などを共有しました。
講演後のアンケートでは、「全ての講義が印象的で学びが多い内容で、とても参考になりました。」、「まさに保健師だからこそできる難病支援について、色々学べました。」とのご意見を数多くいただきました。また、「現地開催のメリットもあると思うのですが、オンラインですと参加しやすく、グループワークや全体討論で遠方の自治体のお話も聞けて良かったです。」とのご意見もいただきました。
オンラインという制約のある中、演習においては、受講生には積極的なご参加をいただくことにより、それぞれの活動についての意見交換等の交流を図ることもできました。
ライブプログラム配信の様子
画像 左|左から東京都医学総合研究所 板垣ゆみ氏、京都府看護協会 千葉圭子氏、西部訪問看護事業部 小川一枝氏
画像 右|東京都医学総合研究所 小倉朗子氏